北京の地理
北京市は、上海市や天津市、重慶市と並ぶ、行政上では何処の省にも属すことなく中国中央政府に直接統括される4つの直轄市のひとつです。中央直轄特別市は、行政レベルでは「省」や「自治区」と同格ですから、南京市や広州市といった一般の「市」よりも行政上の地位が高いのです。北京市は中国の華北というエリアに属し、東経116度、北緯39度に位置しており、南東部は天津と接しそれ以外は河北省に囲まれた地形にあります。緯度的には日本の岩手県とほぼ同緯度で、その面積は16,808平方キロメートルで、岩手県よりやや大きく北海道よりやや小さいくらいの広さです。
北京郊外の東部は山地、西部は太行山脈、北部は燕山山脈に接しており、南部以外は山に囲まれていて山岳地域の平均海抜は1000~1500メートルと、全市の約62%を山地が占めています。北京の最高峰は万里の長城が延々と続いている北部山脈にある東霊山で、海抜2303メートルの高さがあります。北京の市街地は、こうした山岳地域に囲まれた盆地の中にあって、その平均海抜は20~60メートルしかありません。海抜は20~60m。北京市の南東に接している天津市を隔てて150キロ先に渤海がありますが、北京を取り囲む山地を水源とする永定河や潮白河等は、この渤海に流れ込んでいきます。
