開会式には雨は降らせない!
北京では年間降水量の75%が夏季に集中しており、ちょうどオリンピックの開催される8月には3日に一度は雨が降るような時期に当たっています。しかも過去30年の統計によると、開会式の当日となる8月8日には降水確率が50%という数字が出ており、北京市長もこれには一番頭を悩ませていたようです。そこで北京気象局では、事前に人工的に雨を降らせたりすることで「開会式には雨を降らせない」をスローガンにあらゆる対策を考えているようです。
中国では冬季アジア大会が開催された際に、長春などでロケット弾を使って人工的に雪を降らせたことがあります。想定していた場所を多少ずれたり予想外の大雪が降ったりと、降雪をうまくコントロールすることはできなかったようですが、最近ではチベットの高地で降雪実験を実施し、ある程度の成果が上がっているようです。
降雨や降雪についての詳しい方法は明らかにされていませんが、中国では飛行機やロケット弾でヨウ化銀などを散布することで、雨雲を刺激して降雪や降雨を促進する技術がすでに実用段階に入っているようです。そこで開会式当日近くに北京に雨雲が近づくような場合には、近郊で強制的に雨を降らせて北京での降雨を回避したり、開会式の行われる国家体育場上空に雨雲が近づいた場合には、開会式前に降らせてしまうことも想定して準備をしているようです。
