北京オリンピックでのインターネット
北京オリンピックを控え、中国ではインターネットのインフラの再整備がかなり進んでいますが、いまだ無線(ワイアレスラン)通信システムについては未整備のままでした。先ごろ、北京オリンピック組織委員会より、北京オリンピックに対するWLANやWiMAXの無線通信によるインターネット接続サービスを提供する権利が、チャイナモバイル(中国通信)に与えられたことにより、ようやくオリンピックの開催時期までには無線通信も現実のものとして捉えることができるようになりました。
チャイナモバイルでは、手始めに今年の前半から中国の各主要都市に、百億人民元を超える資本を投じて2.7G規格のEGPRSネットを構築し、同時にオリンピックの開催都市ではTD-SCDMAのテストも行われる予定です。そうしたそれぞれの実績を踏まえた上で、2008年に入ると各オリンピック開催都市では2Gから3Gまで共存できる通信ネットワークを構築していく予定になっています。
こうしたネットワークが構築されることで、オリンピック開催期間中の約40万人近いユーザーの要望にも充分応えられる体制ができあがります。また、同社はモバイルユーザーを対象に、10項目にわたるモバイル用の公式オリンピックサイト、一般向けの9項目のモバイルサイトのサービス、そしてメディア向けに4項目のワイヤレスソリュージョンなどの専用サービスを、オリンピックに向けて準備していく予定です。こうしたネットワークシステムが完成すれば、メディアなどの業務関係以外でも、観戦に訪れた観光客にとっても大きな楽しみとなるでしょう。