北京のバス
北京のバス路線は、北京公共交通集団という北京市政府が運営しています。市内中心部を路線が網の目のように走り、郊外にかけては放射線状に広がっており、総450路線が北京市民の大事な移動手段となっています。以前はノンエアコンバスが多かったのですが、近年はエアコンバスが増え、オリンピックに向けた環境整備の一環として天然ガス使用車両の利用も始まっています。とはいえ、まだまだ年季が入ってガタの来たバスや、2両連結の長いバスも現役で走っています。朝夕のラッシュ時には、バスの中も凄い詰め込み状態になりますし道路も渋滞で動きませんから、乗るのは避けたほうがいいでしょう。土日の休日や平日の日中なら、道路も比較的すいていますから、地下鉄の通らない目的地への移動にはリーズナブルで便利です。
バスには2扉車と3扉車の2種類があり、2扉車は前からのって後ろから降り、3枚扉車は真ん中から乗って前か後ろの扉から降ります。まあ、実際にはそれを守っている市民は少ないですが。バスの運賃は、大人と子供の区別はなく、乗客一人につき身長120センチ以下の一人が無料になります。運賃は、ワンマンバスを除いて車掌が乗務しており、乗車してから車掌よりチケットを購入します。1元均一の路線とキロ区間制で12キロまでが1元、それ以降5キロごとに0.5元加算されていくものがあります。またIC製のスマートカード使用の場合には、区間によって普通運賃の半額以下になる大幅割引がありますから、交通機関をよく利用する場合には、このカードを買っておくと小銭を出す必要もなく便利でお徳です。
天津などの他都市への長距離バスは、市内10数箇所にあるバスターミナルから出発します。遠くはハルピンや山東省などの都市へも走っています。また、ツアーなどの団体旅行ではなく個人で北京に来ている場合には、郊外の観光地めぐりが一人でも参加できる日帰り観光バスを利用するのもいいでしょう。天安門などの市内中心部から出発し、万里の長城や郊外の観光地へ行くツアーで、公共交通機関を乗り継いで行くよりもお徳で効率的です。早いと朝6時半、遅くとも10時半には出発し、夕方までには市内へ戻ってくるので、その後の計画も立てやすいです。
